こんな経理代行業者はNG

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値段がやたらと安い

コストを削減し、会社の業績を上げることを目的に経理をアウトソーシングする以上、値段の安さを意識してしまうのは当然のことでしょう。しかし、代行業者を選ぶうえで安さを求めすぎるのは、あまり賢い判断とはいえません。その理由は、コストパフォーマンスを意識し過ぎて品質の悪いサービスを受けてしまった際のリスクが大きすぎるからです。たとえば、入力作業などの単純な事務作業だけを外注するのであれば必要最低限のクオリティで問題ありません。

しかし、経理をアウトソーシングする場合は違います。経理業務でミスがあれば、会社の経営状態を見誤ることになり、そのミスは会社の経営方針の決定にも関わってくる可能性があるのです。また、安い会社では経営や業務改善のアドバイスなどは、受けられない場合が多く見られます。安心して任せられる経理業務や、経営に関する相談などを望むのであれば、多少高くても信頼できる会社を選ぶべきなのです。

知識や経験が乏しく、関係機関と連携が取れていない

経理代行業者にアウトソーシングを依頼する場合、絶対注意しなければならない要素のひとつが、その会社のスタッフの具体的な知識や経験、資格があるかどうかです。従業員の資格について明記されておらず、関係組織とつながりがない会社は、まず選ぶべきではありません。たとえば、専門家としてきちんと経験や知識を持っていなければ「最新の優れた経理ソフト」を謳い文句にしていても、結局それを使いこなせていないために、ミスが多いという場合があります。それどころか、法人税などに関する法知識が薄ければ、決算などの処理で問題になる恐れも出てくるでしょう。

さらに、経理として処理される業務のなかには、税理士や会計士の資格がないと請け負えないような仕事も存在します。税務相談を受けることや税務署への申告などがそれです。もし資格を有する従業員も在籍していなくて、外部の監査法人や税理士事務所と提携を結んだりしていない会社があった場合、その会社に依頼してしまうのは極めて危険なことだといえます。

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